大相撲元横綱白鵬の宮城野親方の現役時代を紹介する写真展「横綱白鵬」が、30日から東京・渋谷区の「YUGEN Gallery」で開かれる。写真家の緒方秀美氏が撮影した約20点が並び、横綱に昇進した2007年から63連勝を達成した2010年までの様子がたどれる内容となっている。

前日29日には報道陣向けに事前公開され、縦2・7メートル、横7メートルに引き伸ばした巨大肖像写真がひときわ目を引いた。会場に訪れた同親方は記憶をたどりながら写真を見学し、「見に来た相撲ファンに楽しんでもらえたら」と話した。

写真家の緒方氏はアンディ・ウォーホルや矢沢永吉、B'z、小室哲哉をはじめ、数多くのアーティストの撮影に当たり、2011年には写真集「横綱白鵬」を手がけた。念願だった今回の写真展が実施できたことに喜びもいっぱいで、「4年間にわたって撮ってきましたが、その中でもエネルギーを特に感じさせるものを厳選して展示しました。2度と撮れないというエモーショナル経験もでき、(白鵬と)出合えたことに感謝したい」と興奮を抑えれない様子だった。

開催予定期間は30日~10月5日。いずれも午後1~午後7時まで(最終日は午後5時まで)で無料。【平山連】