日本相撲協会が本場所の取組で発生する力士の重大事故や負傷の対策として、会場の土俵近くに救急救命士を常駐させる方針であることが25日、分かった。早ければ大相撲春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)から実施する。

21年春場所では三段目力士が土俵に頭部を強打し、約1カ月後に急性呼吸不全で死去。その後は土俵近くで業務に当たる審判部や警備担当の親方らを対象に、応急対応処置講習会を開いて対策を強化してきた。