幕内2場所目で、ざんばら髪の大の里（23＝二所ノ関）が、大関戦＆結びの一番初白星で2敗を守った。
立ち合いから貴景勝の突きを下からあてがい、圧力を受けずに前に出続けた。最後は土俵下まで吹っ飛ばす押し出し。ともに先場所敗れていた豊昇龍戦以来の大関戦、横綱照ノ富士戦以来の結びの一番を完勝で飾った。相手の引きに乗じて前に出た場面を「チャンスと思った。体が動いてよかった」と笑顔で振り返った。
前日10日目は尊富士との直接対決に敗れ、2差に広げられた。「最低な相撲を取ってしまった」と猛省。「昨日（10日目）は珍しく落ち込んだ。昨日は最低だったので、残りは最高の5日間にしようと思って臨んだ。関脇にも大関にも勝てて先場所よりも成長を感じる」。狙うは逆転優勝だ。
