大相撲の春巡業最終日が28日、埼玉・深谷市で行われた。

今回の巡業で、巡業部長として初めて全20カ所に同行した境川親方(61)が総括。「積極的に稽古する力士と、そうじゃない力士がいるのは昔からあること。でも平均的に、よくやっていた。横綱(照ノ富士)は、常に土俵下で体を動かして稽古を見ていたり、最後の方は土俵に上がって胸を出したり、相撲を取ったり、頑張っていた。大関陣も、早い段階から土俵に立っていた琴ノ若をはじめ頑張ってくれた。それと今は、ファンサービスを頑張ってやってくれる。今回も平日でも各会場にお客さんが来てくれたけど、みんな熱心にファンサービスしてくれた。やっぱり、お客さんあっての大相撲だから」と、各力士の土俵内外での活動を高く評価していた。