大関豊昇龍(25=立浪)が23年名古屋場所以来、大関昇進後初の優勝を飾った。結びで琴桜との「大関対決」を制し、前日14日目まで1差で追っていた金峰山と千秋楽に星を並べた王鵬との優勝決定ともえ戦を制した。

これまでは足技など「奇襲」が目立ったが、正攻法の相撲に一変した。立ち合いからの突き放しもあれば、右上手を狙っての四つ相撲と変幻自在ながら真っ向勝負が目立った。

「とにかくけがだけはしないように。集中して頑張りたいと思います」

今場所中、一貫してきた言葉を相撲で体現した。先場所は琴桜との相星決戦で仕切り線で足を滑らせる形で優勝を逃した。「今度は死ぬほどやり返す」の強い決意が今場所の土俵につながった。

おじに元横綱朝青龍。「なんでいつも比べられるのかな。(朝青龍は)優勝25回ですよ。すごい横綱ですよ」と尊敬しつつ、もちろんライバル視してきた。

優勝回数にはまだまだ及ばないが、厳しい勝負を重ねてきた。これから「時代」を迎える。

日本相撲協会審判部の高田川部長(元関脇安芸乃島)が、大関豊昇龍の横綱昇進をはかる臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請した。横綱昇進の可能性が濃厚となった。29日の臨時理事会、春場所の番付編成会議を経て正式に誕生する。

【大相撲初場所全取組結果】はこちら>>