西十両14枚目の草野(23=伊勢ケ浜)が、無傷の12連勝で十両優勝を決めた。3敗の狼雅を下手投げで破って後続と4差に広げて決めた。3敗勢は他に志摩ノ海、日翔志、英乃海がいたが、草野の取組前に、3人がそろって敗れていた。
右を差されても焦れなかった。冷静に巻き替えると、土俵際で右から下手投げを繰り出した。
「ホッとしています。勝ったら優勝は頭にありました。立ち合いで張られて、夢中で取っていて覚えていない」
12日目に十両優勝が決まるのは、77年春場所の琴乃富士以来、48年ぶり。さらに新十両の初日から12連勝は、1場所15日制が定着した49年夏場所以降では最長を更新した。従来の記録は大の里や尊富士らの「9」で、草野はすでに3つ更新。すでに優勝は決まったが、連勝をどこまで伸ばすか。「新十両で伸び伸び相撲が取れている」。大物感を漂わせた。

