大関経験者で東前頭4枚目の高安(35=田子ノ浦)が、悲願の初優勝を待つ。小結阿炎(錣山)に変化されたが、冷静に対応。上手出し投げで破って3敗を死守した。

結びの一番で、同じく3敗で並ぶ首位の大関大の里(二所ノ関)が大関琴桜(佐渡ケ嶽)に敗れた場合、初優勝が決まる。

優勝同点、次点は過去8度。他にも優勝争いに加わったことが何度もありながら、手が届いたことのなかった賜杯に近づいた。

この時点で幕内優勝の可能性は2人に絞られた。4敗で追っていた美ノ海(木瀬)安青錦(安治川)時疾風(時津風)の3人は可能性が消えた。

◆高安晃(たかやす・あきら)本名同じ。1990年(平2)2月28日、茨城県土浦市生まれ。05年春場所で初土俵、10年九州場所で新十両昇進、11年名古屋場所で新入幕。13年秋場所で新三役、17年名古屋場所から大関に昇進。得意技は突き、押し。三賞は先場所まで殊勲賞4回、敢闘賞6回、技能賞3回。金星6個。20年7月に演歌歌手の杜このみと結婚し、21年2月に第1子の長女、22年8月に第2子の長男が誕生している。父は栄二さん、母はフィリピン人のビビリタさん。188センチ、174キロ。

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