大相撲夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)を初のかど番で迎える大関安青錦(22=安治川)が、東京・江東区の部屋で朝稽古を行った。3場所連続優勝を目指した春場所は7勝8敗に終わり、左足小指の骨折で春巡業も途中で離脱。相撲を取る稽古は再開していないが、順調な回復を強調。本場所出場へ意欲を見せた。
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患部をかばう様子はなかった。この日は四股、すり足などの基礎運動で調整。ダンベルで上半身の強化も行い、終盤には出稽古に訪れた秀ノ山部屋の若手力士らと、ぶつかり稽古も行った。現在の状態については「しっかり治療ができているので、少しずつ良くなっている。ちょこちょこ稽古場に下りて調整していたので、出場を目指して頑張りたい」と説明した。
綱とりを目指した春場所は、左足の小指を痛めた影響もあり、千秋楽に横綱豊昇龍に敗れ負け越し。初土俵から継続した14場所勝ち越しが途切れ、夏場所では一転かど番となった。巡業中に骨折も判明し、途中休場となったが「ショックは全くない。前を向いて、この経験を生かすしかない」と、すでに気持ちの整理はついている。あす5月1日の横審による稽古総見についても「出るつもりです」と参加の意向を示した。
春場所で優勝した霧島が大関に再昇進して、夏場所は3大関となる。「自分のやることは変わらない」と話すも「ファンからすれば場所が面白くなるんじゃないですかね」と力強く語った。逆襲の場所へ準備を進める。【山田遼太郎】

