東前頭13枚目の琴栄峰(22=佐渡ケ嶽)が、結びの一番で3敗目を喫し、優勝争いから1歩後退した。

大関霧島(30=音羽山)にうっちゃり。一度は軍配が上がったが、物言いがついた。「勝ちはないだろうなと思った」。土俵外に琴栄峰の右手が先についていたため、行司軍配差し違えとなった。

「立ち合いから中に入って一方的に攻める」狙いを持っていた。しかし、「左四つになった時点で相手の形。そこは反省だった」。土俵際に相手を追い込んでみせたが、最後の最後で霧島に投げ捨てられた。

10勝2敗同士で迎えた首位攻防戦は「いつもと変わらない」。だが、紙一重の勝負で先場所覇者に敗れたことには「どんな相手でも負けるのは、そりゃ悔しい」と本音を漏らした。

ただ、大歓声に包まれた結びの一番で「目標だった大関とあそこまで戦えたことはうれしい」とも言う。

昨年の名古屋場所を制した兄の琴勝峰に続く「兄弟V」の可能性はまだ残す。だが、弟は「(兄弟での優勝は)関係ない」ときっぱり。「残りも1日一番で集中していきたい」。残り2日、我慢強く勝ち星を稼げるか。

【動画】霧島、驚異の足腰!行司軍配は琴栄峰に上がるも物言い、土俵際のうっちゃりで2敗守る