藤沢シニア(南関東支部・南ブロック) 「新チームには、とにかく経験を積ませようといろんなポジションをやらせて適性を見ているところです」。阿部治監督は1~2年先を見据えてチームづくりに取り組んでいる。というのも、2年生が齊藤翔太主将1人しかいないためだ。16人の1年生は小学校を卒業したばかりの、コロナ禍で練習ができなかった選手ばかり。試合経験もほとんどない状態だから無理もない。

「エースを任せる齊藤は、スピードはそれほどないけれども制球力が抜群。打たせて取るピッチングとなるので、守備固めも重要になります。攻撃でも齊藤が中軸となり、その周りに何人か体の大きい選手を集める予定です。たとえば明石太輝(一塁手・捕手・投手)は年齢の割に力強い打球が打てる選手で、将来は長打力も期待できそう。また、添田健裕(外野手・一塁など)は腕力があるのでツボにはまればパワーヒッターになりそうですよ」と同監督。

守備の肝となる正捕手は古宮蒼唯。リード面は勉強中だが、投手が育ってくればエースの齊藤がマスクをかぶることもあるという。

「足をからめたり小技を使う野球で泥臭く点を取っていきます。いろんな部分が未知数だからこそ、楽しみでもありますね」(同)。

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