「第10回蓮田マラソン」(主催・蓮田ランタイズ、後援・蓮田市、蓮田市教育委員会など)が11月3日、埼玉・蓮田市黒浜地区で開催された。4年ぶりの開催で、約1500人が待望のレースを楽しんだ。10キロと3キロの各コースを男女年齢別に16種目で競った。421・95メートルミニミニマラソンも実施した。ゲストランナーには川内優輝(36)が招待された。3キロの部では選手たちと一緒にスタート。日本中の度肝を抜いた10月15日のパリ五輪代表選考会MGCのように快走し、トップでゴールテープを切った。
4年ぶりの蓮田マラソン開催を告げる「魂の大逃げ」再現だった。川内は、3キロと10キロの部、両方に出場した。先にスタートする3キロは先頭でスタート。10キロはスターターを務めた後に最後尾からスタートした。
3キロの部。スタートからサングラスの顔は真剣そのもの。周囲の期待通りにこの日もいきなり先頭に躍り出た。そのまま1番でゴールを駆け抜けた。川内は「MGC感動しました。応援してました。そういう声がたくさんありまして、そうした意味では、埼玉の人に喜んでもらえたのは良かった。10年間埼玉県庁で働いてましたから」。埼玉愛をにじませ、笑顔で振り返った。「コロナで中止になる前に、何回か蓮田マラソンに参加していました。久しぶりですね。中学、高校の陸上部顧問の先生も、この大会に関わっているんです」と復活を喜んでいた。
一緒に走ったランナーにとっても、最高の思い出となった。3キロ男子(40~59歳)の部で優勝した原田将徳さんは「川内選手が引っ張って、背中を見ながら走ったら、気持ちよく走れました。MGCであんなに活躍した選手と一緒に走れるだけで感動でした」と大喜び。男子中学生1位の磯貴博さんも「スタート300メートルくらい付いていったのですが、速すぎて、全然ダメでした」と川内の走りにタジタジだった。
川内は、走ったあとは記念写真の撮影にも気さくに応じた。地元の有志で運営する、地元の大会ならではのアットホームな雰囲気が、蓮田マラソンの持ち味。川内を中心に広がる多くの笑顔が、蓮田マラソン復活の意義を示していた。
<3キロ男子小学生優勝の山上さん「(川内は)一瞬だけ一緒でした」と感激>
○…3キロ男子小学生は山上大空心(たくみ)さん(5年、写真)が優勝した。水泳と陸上の二刀流アスリートは「楽しく走ったら1位でした」とサラリ。5月には日刊スポーツ主催チビリンピックのミニマラソン2キロ5年生の部でも優勝。スタート地点で川内の近くにおり「一瞬だけ一緒でした。かっこ良かった。メッチャ速い」と刺激を受けていた。
<3キロ女子中学生優勝の安部さん、翌日の県駅伝大会でも活躍>
○…3キロ女子中学生の優勝の安部玲奈さん(写真)は、蓮田中の陸上部員。「明日、県の駅伝大会なので、ちょっと抑えめに走りました」と翌日の埼玉県駅伝競走大会の予行演習として参加したという。「蓮田市の代表で出場します。目標は4位以内です」と話していた。翌日は5区間の最初に走り、3位でたすきをつなぎ、蓮田中の4位に貢献した。
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