日本ポニーベースボール協会はU―14ポニーの部とU―16コルトの部の日本代表候補選手を発表した。5月11、12日に各連盟の選抜チームが出場した「広澤克実杯全日本地域対抗選手権大会兼日本代表選手選考会」を長崎・ビッグNスタジアムで実施。6月12日にフィリピンで開幕するアジア・パシフィック・ゾーン・チャンピオン・トーナメント(アジア大会)に出場するポニー15人、コルト18人を選出した。昨年、10年ぶり世界一に輝いたポニー日本代表を引き続き率いる、古澤豊監督に連覇にかける意気込みなどを聞いた。
【「動ける選手基準にしました」古澤監督】
「広澤克実杯」は日本ポニーベースボール協会の広澤克実理事長をはじめ、日本代表のスタッフが集まる中、全国6つの連盟が結成した各選抜チームによるリーグ戦を通じて、ポニーとコルトの日本代表候補を選出した。
ポニー日本代表は昨年、福島・楢葉町で開催されたアジア大会で、長年大きな壁となっていた台湾から金星を奪うなどして、アジア代表の座を獲得。8月のワールドシリーズでは米国各州の代表を相手に、4連勝で10年ぶり2度目の世界一に輝いた。連覇を狙う古澤監督は昨年の経験を踏まえて、選考に臨んだ。「守れるのは当たり前」と守備力を最重要視した。さらに攻撃面では「長打力のある選手も数人入れましたが、エンドランやバントなどアグレッシブに『動ける選手』を基準にしました」と好不調に左右されにくい、機動力を重視。細かい指示がなくても、自分の判断で次の塁を奪える「野球脳」の持ち主を求めた。
敗者復活のあるダブルイリミネーション方式で戦うアジア大会で昨年の日本代表は5日間で8試合を戦った。球数制限もあり細かい継投策の備え、今年は15人のうち投手ができる選手を8人選んだ。「ストライク率の高いことを大事にしました。最も効果的な縦の変化球を持っている点などもチェックしました」。
そして、道具運びなども積極的に取り組み、周囲に声をかけられるなど、しっかりとしたベンチワークができる点などにも注目した。選考した15人に古澤監督は「今年、連覇を目指せるのは日本だけ。そのために、みんなに集まってもらいました」と声をかけた。まずは米国切符を目指し、フィリピンに向かう。

