ヤクルトが快勝し、97年以来となる両リーグ最速で、シーズン20勝に到達した。鈴木叶捕手(20)がプロ初本塁打を含む3打数2安打4打点の大活躍。先発の奥川恭伸投手(25)は6回7安打1失点の好投で待望の今季初勝利を挙げた。

女房役のバットが試合の均衡を破った。両チーム無得点の3回1死一、二塁。巨人戸郷の133キロフォークを捉えた打球は、左中間席最前列に飛び込む先制3ランとなった。待望のプロ1号にベンチに戻ってきた際は、笑顔でチームメートとハイタッチ。「奥川さんを勝たせたい気持ちがホームランになりました」と喜んだ。続く5回2死二塁で迎えた第3打席でも左翼フェンス直撃の適時二塁打を放った。

投げては奥川が走者を出しながらも踏ん張った。初回は2死から連打を浴びて一、二塁のピンチを招くも、5番大城を見逃し三振に仕留めて無失点。2回以降も150キロ超えの直球を軸に、要所を締めた。試合前には、ヤクルト池山隆寛監督(60)が奥川について「打者との勝負をしっかりして、しっかり投げきってもらえれば」。指揮官の期待通り、無四球で投げきってみせた。

まだ5月ではあるが、リーグ優勝を期待せずにはいられない。両リーグ最速での20勝目到達は97年以来、29年ぶり。97年は野村克也氏がチームを率いて、リーグ優勝と日本一を達成した。29年前の再現へ-。池山ヤクルトの勢いが止まらない。

鈴木はヒーローインタビューで「奥川さんがいいピッチングをしていたので、援護できてよかったです」と笑顔で振り返った。ファンへ向け「まだまだ先は長いですけど1戦1戦大切に戦っていきたい」と話した。

池山隆寛監督は奥川について「ようやく1勝。良かったなと思います。前回は四球から失点して援護なく終わってしまいましたけど、今日はヒットは打たれましたが、よく守り、鈴木も初本塁打を打ってくれたので。奥川投手を安心して投球させたと思いますし、バックもよく守ったと思います」とたたえた。

両リーグ最速での20勝。

「若いチームですので。伸び盛りだと思っています」とし「まだまだゴールは先ですけど、1戦1戦戦ってまいりますのでよろしくお願いします」と引き締めた。

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