世田谷西が秋春関東王者に!! 春連覇がかかる中本牧を9―2の5回コールドで破った。原真徳の先頭打者弾で主導権を握ると、救援した中本牧の快速右腕・立花虎之介から5点を奪った。3位決定戦は取手が延長9回、11―6で武蔵府中を破った。最優秀選手は世田谷西の左腕・福田遊大が選ばれた。

▶決勝

世田谷西10350=9

中本牧 00020=2

【世】福田―鐘ケ江【中】並木、立花、北村―手塚、島村 [本] 原(世) [二] 内栫、元木(世)、立花(中)

昨年の日本選手権決勝と同カード、1学年上の世代で春夏の関東大会を制した中本牧を迎えての一戦は、世田谷西の先制パンチがさく裂した。1回表、1番・原の右打席からの「フック」が、左翼ポールを巻いた。「公式戦初本塁打です。もともと9番でしたが、春の全国から1番を打たせてもらって、チームを引っ張れるのは楽しいです」という一撃がタイトルマッチのゴングになった。

3回表には内栫陽向主将の適時打、元木瑛介の2点二塁打で中本牧のエース・立花を引きずり出した。この回は後続3人が倒れたが、続く4回、鐘ケ江勇人、西崎太賀の連打と死球で無死満塁とすると、先制パンチの原が、今度は右前に逆らわず、ジャブで打ち返しタイムリー。続く内栫のアッパーは、左中間に高々と舞い上がる3点二塁打で9点差となった。元木の打席の途中で立花が制球を乱し、3番手にマウンドを譲るKO劇だった。

先発投手の福田は「原くんの1発で楽になりました」と、緩急と制球力がさえ渡り5回2失点、MVPに選出された。ちなみに、一番良かった球種は「ストレートが切れてました」というからパンチが効いている。

昨年秋に続く関東大会連覇を達成。全国選抜も含めると公式戦20連勝中だが、唯一の黒星は秋の支部大会で、兄弟チームの世田谷西TCに喫した。夏はそのTCのメンバーとシャッフルして、新たな2チームを編成する。世田谷西の秋春夏の完全制覇に立ちはだかるのは果たして…。11日に夏季大会が開幕する。【久我悟】

【表彰選手】▶最優秀選手賞=福田遊大(世田谷西)▶敢闘賞=門間一颯(中本牧)▶

優秀選手賞=浅田宋次朗(世田谷西)、瀧澤皓正(取手)、水野蒼介(武蔵府中)

【ベストナイン】投手=並木彗斗(中本牧)、捕手=小林永輝哉(取手)、一塁手=天方大翔(武蔵府中)、二塁手=内栫陽向(世田谷西)、三塁手=立花虎之介(中本牧)、遊撃手=川村亮惺,(世田谷西)、外野手=稲見海和(中本牧)、原真徳(世田谷西)、西崎太賀(世田谷西)

▶3回戦

取手ゆめみ野4―1世田谷西TC

富士見TC7―1福生

武蔵府中6―3浦和

取手11―2浦安

佐倉5―3横浜都筑

静岡裾野8―0大田

世田谷西18―1木更津

中本牧1―0調布

▶準々決勝

中本牧4―1取手ゆめみ野

世田谷西2―1佐倉

武蔵府中5―4富士見TC

取手9―6静岡裾野

▶準決勝

中本牧5―2武蔵府中

世田谷西4―3取手