日本は6大会連続の銀メダルとなった。55年ぶりの金メダルを目指して6連覇中の中国に挑んだが、2-3で敗れた。
ただ光もあった。第3試合では団体戦初代表の橋本帆乃香(27=デンソー)が登場。世界ランク15位のカットマンは3-1で同7位の蒯曼を破り、貴重な1勝を挙げた。「自分がやるべきことをやるだけだった。自分のプレーはいい出来だったが、こんなに悔しい経験をしたことはなかった。3番を取れて良かったけれど、負けて悔しい。この経験を生かして頑張りたいです」と大一番を振り返った。
カットマンはあらゆるボールを拾いながら、相手のミスを誘発したり、体力を削ったりしながら主導権を握る戦術。この日は第1Gから受けに徹し、優位に試合を進めた。第3Gの8-4からは前陣速攻の攻撃を見せ、相手のミスを誘発。硬軟を織り交ぜたプレーでチームに貢献した。
テレビ東京系列の中継で解説を務めた水谷隼氏は「防御が最大の攻撃でした」と粘り強い守備を絶賛。さらに「橋本選手に憧れてカットマンになる選手も増えてくるのではと思います。よく拾って、拾って、カウンター攻撃も決まりましたね」とたたえた。
橋本は日本屈指のカットマン。相手の隙をつく攻撃は「橋本ストライク」と呼ばれる。佐藤瞳とのダブルスで臨んだ19年世界選手権では4強入り。今大会はチーム最年長としてけん引した。


