[ 2014年6月28日7時4分

 紙面から ]

 W杯ブラジル大会を戦い終えた日本代表が27日、成田空港着の航空機で帰国した。空港には約1000人のファンが集まったが、4年前に行ったような帰国会見はなし。選手も一様に表情は硬いままで、敗退のショックをうかがわせた。

 DF長友佑都(27=インテルミラノ)とFW岡崎慎司(28=マインツ)は、メディア露出を控えて再スタートに備える。欧州各リーグはシーズンオフのため、新シーズンを迎える所属クラブへの合流まで、完全休養に入る。オフ中のイベント参加や取材などは一切封印。W杯を戦った心身の疲れを癒やすことに専念する。4年前の南ア大会後に巻き起こった祝賀ムードとは違う。当時は16強入りの快進撃とあって、帰国直後は地元でのイベントなどに引っ張りだこだった。今大会は1次リーグ敗退で不完全燃焼に終わり、直後の岡崎も「まだ考えがまとまらない」と話すなど、気持ちの切り替えができていない状態。今はじっくりと休息に充て、心身ともにリフレッシュしていく。