[ 2014年6月28日9時12分

 紙面から ]ウルグアイのカラスコ国際空港で吸血鬼の歯を着けスアレスの到着を待つファン(AP)

 ウルグアイ代表のFWルイス・スアレス(27=リバプール)がW杯から追放された。24日のイタリア戦で相手選手にかみついたとして、国際サッカー連盟(FIFA)は26日に代表戦9試合の出場停止と、サッカーに関するあらゆる活動を4カ月禁止する処分を科したと発表。スアレスは既にブラジルから強制退去させられた。

 スアレスが母国で英雄の扱いを受けている。ウルグアイの空港には、スアレスの帰国を待ち望むサポーターが詰めかけたと、27日付英デーリーメール紙(電子版)などが報じた。国旗や、スアレスの大きな顔写真を掲げたサポーターは、帰国を歓迎した。ホセ・ムヒカ大統領は「私は、彼がかんでいるシーンを見ていない」と話し、空港に出向いた。処罰を受けたが、イタリアに勝利したことで英雄になっているという。