AKB48グループ総監督の横山由依(24)が、加入直後に地元の京都から東京までの往復に使っていた高速バスへの思いを語った。

 横山は、カンテレの特番「ヒルスパ! 〇〇発東京行き」(26日午後3時=関西ローカル)の収録に参加し、25日、同局が番組概要を発表した。

 横山は09年にSKE48の第2期オーディションに落ちた後、AKB48の「第5回研究生」オーディションに合格し、AKB48の9期生として活動を始めた。当初は、週末ごとにバスで上京し、実家のある京都からレッスンへ通っていた。「金曜の夜にバスに乗って東京に行って、日曜夜にまたバスに乗って帰ってくるという生活を送っていました」と語った。

 2カ月ほどその生活を続け、いよいよ東京へ拠点を移そうとしたが、その際、最後の上京に選んだのも高速バスだったという。

 「それまでずっとバスで通っていて、夢をかなえてくれたのは高速バスのおかげもあるかなって。願掛けみたいなところもあって」

 夢を運んでくれたバスへの思いを明かし、最後の上京の瞬間も振り返った。

 「仲の良かった友達が京都駅の八条口まで見送りにきて、手紙も渡してくれたんですけど、地元の家族や友達を置いて出てきてしまうので、その人たちに見てもらえる活動をしないといけない、恥ずかしくないようにやらないといけない、もう戻ってこれない、と。生半可な気持ちで行くことはできないなと思った」

 強い覚悟で、AKB48メンバーとして本格活動へ向かった思いを明かした。

 同番組は、スタッフが1カ月間にわたって、大阪の東京行き高速バス乗り場で密着取材。上京へのさまざまな思いを紹介するドキュメントバラエティー。番組の進行役MCは、兵庫出身の陣内智則で、横山のほか、大阪出身の秋野暢子、お笑いコンビ「銀シャリ」がパネリストとして出演している。