NMB48山本彩(24)が7日、ソロアルバム「identity」発売記念ライブを東京・渋谷のタワーレコード渋谷店で行った。昨年10月には初アルバム「Rainbow」を発売しており、年1枚のハイペース。今作は13曲中7曲の作詞、作曲を手がけ、「1年たってより自分らしいアルバムができた。これがファーストと言ってもおかしくない作品」と話した。

 ドリームズ・カム・トゥルー吉田美和、いきものがかり水野良樹、阿部真央ら豪華なアーティストに楽曲制作を依頼した力作だ。「まだまだセカンドなので、作曲に未熟なところはある。作品に手を差し伸べてくれる方がいるのはありがたいですね」と感謝していた。

 ソロ活動の充実ぶりに、ファンからはグループ卒業を心配する声が上がる。卒業については「常々、考えてはいます」と笑顔で答え、「(時期など)まだはっきりとしたことは出ていないです」と話すにとどめた。卒業後については「やっとこうして、やりたいことや音楽ができている。昔からシンガー・ソングライターになりたいと思っていたし、音楽は一生続けたいなと思う」と語った。

 20日には広島で、7都市8公演を回る全国ソロツアーが開幕する。ちょうどプロ野球のクライマックスシリーズのファイナルステージが広島で開催中。阪神が勝ち上がれば、広島と対戦する予定だ。大の阪神ファンでもある山本は、「広島に行くときは盛り上がっていると思う。ファイナルまで行ってほしいな。私もそれでテンションが変わってきそう」と期待を寄せていた。

 イベントでは収録曲「JOKER」「サードマン」など4曲を披露した。