HKT48が14日、東京・大田区の羽田空港で、東京モノレール利用者20億人突破を記念した式典に出席し、10日に発表された48グループの世界進出プロジェクトについて宮脇咲良(19)が意欲を語った。

 10日の「AKB48紅白対抗歌合戦」では、韓国のオーディション番組とのコラボプロジェクト「PRODUCE48」に、48グループのメンバーが応募できることが発表された。宮脇は「世界に飛び出せるなら、飛び出したい。2018年は世界に向けて発信する48グループになると思う。(総合プロデューサーの)秋元さんも『AKB48の年にしよう』と言っていたので、HKTもそれに乗っかって、48グループが世界に羽ばたいていけるグループになれば」と話した。オーディション参加については現状では「探り探り」としつつ、「チャンスはチャンスなので、ポジティブな方向です」と前向きだった。

 またスペイン語圏最大の民放テレビ局「テレビサ」(メキシコ)が制作する新ドラマの女性主要キャストを、48グループから選ぶことも発表されている。矢吹奈子(16)は「1人だから緊張しますよね」、松岡はな(17)も「ずっと団体(の活動)だったから、いきなり1人って…」と、スケールの大きさに想像もつかない様子。1年間の留学となるため、宮脇は「立候補するにしても、覚悟がいるので、慎重に考えたい」と話した。

 兒玉遥(21)はドラマ「豆腐プロレス」で、メキシコへ武者修行に行く高校生レスラーを演じた。ファンの間で「今回の留学の布石だったのでは?」とうわさされていることについて問われると、「そうかもしれませんね。楽しみにしていて下さい」と、真相を煙に巻いていた。

 HKT48はメンバーが東京での仕事の際、福岡からの移動に空港を頻繁に利用していることから、同路線のテレビCMや広告キャラクターを務めている。

 東京モノレールは64年9月、東京五輪開催を機に開業し、今年11月に利用者20億人の大台に達した。記念キャンペーンでは、本年度の新成人が来年1月6~8日の期間中、乗車が無料になるという。来年3月に20歳になる宮脇は「私も対象なんですかね? 成人を代表して、ありがとうございます」と喜んだ。また、モノレールを題材にした川柳を募集する企画も行われる。実家が東京の矢吹は、特に利用が多いと自覚しており、「20億 その中の奈子 50人」と川柳を披露した。