HKT48宮脇咲良(20)矢吹奈子(17)AKB48チーム8本田仁美(17)が29日、日韓合同ガールズユニットIZ*ONE(アイズワン)としてデビューし、韓国・ソウルでお披露目イベントに出演した。韓国人気オーディション番組「PRODUCE(プロデュース)48」に合格した3人は、デビューミニアルバム「COLOR*IZ」を引っさげ、韓国メンバー9人とお披露目のステージに立った。

清楚な白い衣装姿で登場した12人の中に、「日本代表」の3人がいた。日本で磨いた笑顔を振りまき、韓国で身に付けたキレのある美脚ダンスを披露。ユニットのイメージカラーでもあるピンク色のペンライトが揺れる中、アルバム収録曲「好きになっちゃうだろう?」を日本語で、「La Vie en Rose」を韓国語で歌った。最後はユニット初のオリジナル曲「ネッコヤ」で締め、12人が横1列で手をつなぎ、別れのあいさつをした。

3人は21日の握手会を最後に、活動の拠点を完全に韓国へ移した。壮行会もできぬまま、多忙な中での再出発だった。「HKT48の看板を背負って頑張る」と日本を飛び出した宮脇は、「アイドルとして2度もデビューするという、奇跡のようなことを経験できて光栄です。新たな気持ちでアイドル人生をスタートさせたい」と決意を語った。

イベントは3000席が発売と同時に売り切れるなど、ユニットとしての滑り出しは上々だ。今後は日本はもちろん、アジア各国や米国など世界に活動の幅を広げる。矢吹は「アイズワンが韓国、日本、そして世界で有名になれるように、12人で力を合わせたい」と力を込めた。

アイズワンの活動は、21年4月までの期間限定となる。合格前はAKB48での選抜経験がなかった本田は、「1年前の自分には想像もできなかったことが起きているので、2年半後の自分もどうなっているか楽しみ」と期待に目を輝かせていた。