AKB48横山由依(29)が9日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行った。初代総監督の高橋みなみ(30)がサプライズ出演した。

先月27日の卒業コンサート(パシフィコ横浜)では映像でメッセージを送っていたが、この日は終演間際にスペシャルゲストとして登場。目に涙を浮かべる横山に花束を手渡し「きれいだね~」と話すと、高橋も目に涙を浮かべた。

高橋は「私の知ってる由依ちゃんは『何やろうな』と言いながらしゃべる姿だったけど(日刊スポーツの歴代総監督座談会で久しぶりに再会し)成長していて…。(自身の次の総監督が)由依ちゃんじゃなかったら私も卒業できなかったし、由依ちゃんだから総監督もお願いできた。でもすごく苦労もかけてしまったと思います。先輩後輩問わずに愛されている由依ちゃんを見ると、今後も活躍していくんだろうなと思います。由依ちゃんのこれからを応援しています。卒業おめでとうございます」と2代目総監督をねぎらった。

横山は「何やろうな」と言いながら「任されたからにはやり切りたいと思ったし、今はみーおん(向井地美音)がやってくれて私も卒業できます」と話した。

涙ながらにスピーチした横山だが、「桜の花びらたち」を歌う前に高橋に「たかみなさんも卒業公演の最後、卒業するという実感はありました?」と質問。突然の質問に面食らった高橋だったが「振り返ると私もそうだったし、多分実感はその瞬間はわかない。ゆっくりだと思う。だから最後までAKBでいてください」と呼び掛け、メンバーも「さすが!」と高橋の名言にうなっていた。

AKB48の9期生として09年11月15日に劇場デビューしてから4408日目。横山は汗がしみこんだ学舎を後にした。