NMB48の“しんしん”こと新澤菜央(25)が「推し活」ファンに送る「新澤菜央の興味新しん」の今月のテーマは「アイドル」。キャプテン小嶋花梨(24)を迎えてトークを繰り広げた。大阪・オリックス劇場で24日に昼夜2公演で開催される13周年記念ライブ「NMB48 13th Anniversary LIVE」への思いにも言及。4期生の川上千尋(24)と、8月に卒業を発表した渋谷凪咲(27)からも周年メッセージが届いた。
アイドルになる前の2人もご多分に漏れず、推し活にいそしんでいた。小嶋は、言わずもがな、NMB48の熱烈ファンだった。
小嶋は「学生でお金もなかったから遠征はできなくて。関東の握手会に行ったり番組を録画して何回も見たり、割にかわいらしいヲタクだった」と述懐。「一生懸命バイトして、秋葉原のショップ巡ってグッズ集めて、NMBが出てるグラビア見たり、水着のポスター貼ったりしてた」。新澤も「私も壁一面にAKBのポスター貼ったりしてました。前髪の分け目をマネしたり」と懐かしんだ。
新澤がアイドルを目指すきっかけになったのは高校時代、ももいろクローバーZを見て「思い描いてたアイドルと違う」と感じたこと。特に、佐々木彩夏に衝撃を受けた。「どんなむちゃ振りをされても、アイドルを貫いてるんです。芯がブレないのがすごいなってあこがれて、自分もこうなりたいってアイドル像ができたんです」。
小嶋はNMB48の「僕らのユリイカ」のPVを見たのがきっかけ。「ど真ん中でベリーショートの人が踊ってて衝撃で。めっちゃタイプでかわいいなって。アイドルがお笑いをするのもビックリしました。私のアイドル像とは真逆だったので好きになった」。
他のアイドルには興味はなかった。今でも、「他のアイドルさんは見ない。取り入れちゃいそうで」と言い、「シンプルにアイドルが好きなので、かわいい子がいたら見ちゃいますね。趣味の一環です」と笑う新澤とは対照的だ。
小嶋は5期生、新澤は6期生とグループをリードする立場だ。あこがれた山本彩から2代目キャプテンを継いだ小嶋は「自分らしいキャプテンにたどり着けた感じはあります」。渋谷からも影響を受けた。
「凪咲さんはグループが大変で不安なときも、ずっと進み続けてた。そのおかげでグループも歩みを止めなかった。自分たちの代で止めないようにここからが大事。小嶋花梨としてできなかったことも見つけないといけない」と前を向く。
新澤は「明確にこういうアイドルになりたいというのはあるけど、まだ行けてない。もっと自分を持って発信できる芯の強い人、みんなに影響力を与えられる人になりたい」と決意を口にした。【阪口孝志】
◆新澤菜央(しんざわ・なお)1998年(平10)8月2日、兵庫県生まれ。チームN(秋の組閣後はB2)。18年7月に6期加入。19年9月、正規昇格。20年3月「だってだってだって」で初選抜。“あざとかわいさ”を武器に活躍中。身長156センチ、血液型B。愛称は「しんしん」。
◆小嶋花梨(こじま・かりん)1999年(平11)7月16日、埼玉生まれ。グループキャプテン。チームN。16年6月に5期加入。17年10月、正規昇格。18年9月「僕だって泣いちゃうよ」で初選抜。ユニット「だんさぶる!」メンバー。特技はバトントワリング。身長164・3センチ、血液型A。愛称は「こじりん」。
<13周年公演を前に届いたメッセージ>
小嶋 ありがたいってのが第一。凪咲さんと作れるのもラストになる。集大成として、何を魅せられるのかは大きいので、楽しみにしてください。
川上 (加入は)11年前。先輩たちにアイドルとしての基礎を言葉と行動で教えていただきました。ありきたりな言葉にはなってしまいますが、先輩たちがいたからこそ、ファンの方のたくさんの愛ある応援があったからこそ、今のNMB48があるし、たくさんの景色を見て来れたと思います。これからを担う後輩にNMB48を伝え、グループ全体で守っていきたい。温かい目で見守って応援してくださればうれしいです。
渋谷 13年もグループとして活動させて頂けること自体が奇跡だと思っています! そんな奇跡をつないでくださっているのは、紛れもなくファンの皆さんのおかげです。いつもありがとうございます。私たちに出来ることは、とにかく泥くさくてもいいから全てに対して全力で頑張って、楽しむ事しかないと思うので、そんな姿をファンの皆さんにお届けし続けられる、熱いグループでいられますよう頑張ります!
新澤 コロナ前までの日常が戻ってうれしい。凪咲さんはNMBにとって大きな存在ですが、(渋谷が)卒業してもファンの方に応援したいと思ってもらえる熱いライブにしたいです。