東京・新橋演舞場で上演中のSnow Man主演「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」が30日、千秋楽を迎えます。
2006年に滝沢秀明さんが主演して「滝沢演舞城」のタイトルで始まりました。10年からは「滝沢歌舞伎」と名称が変わり、滝沢さんがタレント引退後の19年からはSnow Manが引き継いで「滝沢歌舞伎ZERO」として上演されてきました。
私は06年の初演から見てきました。初演には深澤辰哉、渡辺翔太、阿部亮平の3人も出ていたそうですが、当時は12、13歳のジュニアとあって、印象にはありません。Snow Manのメンバーが6人だった時代には12年から連続出演し、滝沢さんを支えました。そして、バトンタッチされた19年からは9人体制となって、「滝沢歌舞伎」を進化させてきたと思います。
その思いは、今回のファイナルを見て、より強くなりました。デビューしてからグループ力が爆上がりしたのはもちろん、個々の成長も実感できました。今年1月に演舞場で行われた市川團十郎の歌舞伎公演「SANEMORI」に出演した宮舘涼太は1つ1つの所作や見えが本格的なものになっていました。岩本照は花道の宮舘が一直線に投げた刀を舞台中央でキャッチする荒技「刀投げ」を成功させ、深澤も立てた2枚の戸板の横に渡したもう1枚の戸板の上に立ち、戸板とともに倒れる歌舞伎の演出手法である「戸板倒し」を鮮やかにみせました。
今回がファイナルとなるけれど、和のエンターテインメントとして18年の歴史を持ち、演舞場に多くの若い女性を集めた公演がなくなるのはもったいないでしょう。Snow Manには来年も演舞場の舞台に立ってほしいし、そこでどんな公演を見せてくれるのか。期待して待ちたいと思います。【林尚之】




