日向坂46濱岸ひより(18)が、ひかりTVオリジナルドラマ「ボーダレス」(3月配信開始予定)でドラマ初出演を果たします。3つの「坂道」グループ初の合同ドラマ。キャスト最年少で、何もかも初挑戦ですが「坂道の名に恥じない演技がしたい」と誓います。

難役でのドラマ出演も果たし、目を輝かせて笑顔を見せる日向坂46の濱岸ひより(撮影・浅見桂子)
難役でのドラマ出演も果たし、目を輝かせて笑顔を見せる日向坂46の濱岸ひより(撮影・浅見桂子)

劇中では弱視の少女、八辻圭を演じる。ドラマ初挑戦でいきなりの難役挑戦だ。「目線だったり、コップの持ち方1つだったり、何もかもが難しくて。ご指導いただきながら、動画を見たりして勉強しています」。姉妹役で共演する櫻坂46渡邉理佐(22)については「ほとんど話したことがなかったんですけど、めちゃくちゃ優しくしてくださいます。ご飯の時に『これ食べな~』とか渡してくれたりします」と明かした。

ドラマ出演経験のある日向坂46同期の渡邉美穂(20)からは、台本を覚えるコツを聞いたという。「『とにかく覚えるしかないから、寝る前とか、本当に毎日読むだけで全然違うよ』と言われて。私は大体、寝る前にたくさん読んで覚えています」。18年、けやき坂46(ひらがなけやき)時代にグループで出演した舞台「あゆみ」を振り返り「当時は演技に苦手意識があったんですけど、今回のドラマで『やっぱり演技好きだな!』と思えました」と笑顔を見せた。

日向坂46の濱岸ひより(撮影・浅見桂子)
日向坂46の濱岸ひより(撮影・浅見桂子)

「理佐さんと一緒のシーンで監督から2人の動きを説明された時に、自然と涙が出てきちゃったんです。普段は感動して泣いたりほとんどしないので、役に入り込めているからこそ出たのかなって思うと、すごく新鮮な自分を見られた気がして、楽しかったです」

乃木坂46、櫻坂46、日向坂46。アイドル界をけん引する3グループの人気メンバーが出演する。「なかなか集まることがないと思います」とアピールした。それぞれの「坂」で特長は違うが、「皆さん、謙虚で優しいんです。それは坂道共通なのかな、って思います」と笑った。

日向坂46の濱岸ひより(撮影・浅見桂子)
日向坂46の濱岸ひより(撮影・浅見桂子)

「乃木坂さんも櫻坂さんもそれぞれ本当にすごいですし、そこに私もいるってことは、坂道の名前を背負っているってことなので、責任というか、やっぱり坂道の名に恥じないような演技がしたいです。日向坂は本当に根っから明るくて仲がいいので、グループ全体も末っ子感があると思うので、そこは大事にしていきたいなって思います」

昨年はコロナ禍で全国ツアーが中止に。初の東京ドーム公演も延期となった。「早くおひさま(ファンの通称)の皆さんに直接ハッピーを届けたいです」と願った。「今は自分ができることをして発信していくのが大事だと思っています。ブログとか、メッセージアプリとか。私はまだまだ足りないので、頑張りたいです」と意気込んだ。

3月にはデビュー2周年を迎える。「早かったようで、短かったようで。濃い時間でした」と振り返った。「休業していたり、悩んでいた時期もあったので。今年は小さなことにすごい感謝して、毎日幸せをたくさん見つけて、それに感謝していきたいと思っています。坂道の名に恥じないように、謙虚に頑張っていきたいです!」。日向坂46として、「坂道」として。自覚の芽生えが、確実に成長につながっている。【取材・構成=横山慧】

笑顔を見せる日向坂46の濱岸ひより(撮影・浅見桂子)
笑顔を見せる日向坂46の濱岸ひより(撮影・浅見桂子)

◆濱岸(はまぎし)ひより 2002年(平14)9月28日、福岡県生まれ。17年8月けやき坂46に二期生として加入。愛称「ひよたん」。167センチ。血液型A。