櫻坂46のキャプテン菅井友香（26）の卒業写真集「大切なもの」（集英社）が、今日8日に発売される。今日から2日間行われる全国ツアーの東京ドーム公演とともに、アイドル生活集大成の1冊となる。欅坂46と櫻坂46、2つのグループで駆け抜けた7年間を振り返った。

写真集への思いを語る菅井友香（撮影・中島郁夫）

写真集は沖縄や鹿児島・与論島、北海道の温泉旅館などで撮影した。「与論島はずっと行きたかったところで、非現実的な夢のようでした。すっごいお天気にも恵まれて、『幻の島』とも呼ばれる百合が浜も見られたんです！」と笑顔で振り返った。北海道では、白いドレスで得意の乗馬にもチャレンジした。

「7年間の集大成っていうのはもちろん、こんな一面もあったんだ、みたいな新たな発見もしていただけるものにもしたいと思ったので、最後までたくさんのことに挑戦してみました」

ビキニショットやランジェリーショットも掲載。鍛え上げられたしなやかな肉体を披露している。「メニューを組んで、リハーサルの後に家で筋トレをしていました。筋肉がつきやすいタイプなので、やりすぎないようにしながら。腹筋とお尻と、内ももを特に頑張りました」と明かした。

櫻坂46の菅井友香

特別企画として、欅坂46時代からの制服や楽曲衣装などを着た写真も図鑑のように多数収録した。「今までの歴史をたどるような感じで、久しぶりに制服が並んでいるのを見て、ちょっと涙が出そうになりました」と感慨を込めた。

「欅坂で5年、櫻坂で2年。もちろん櫻坂も大好きですけど、やっぱり欅坂も大好きだな…って、あらためて思いました。それだけ情熱をみんなで注いで来られたグループだったので。もしかしたら普通のアイドルグループではなかったのかもしれないですけど、だからこそ心に残っているんだと思います」

欅坂46時代から献身的にグループを支え続けたキャプテンの卒業は間違いなく大きいが、当の本人は「いやいや。むしろこれからもっと良くなっていくんじゃないかな、と思うくらいみんながすごく頼もしいですし、伸び伸びやってくれていてうれしいです」とほほ笑んだ。「私も全力でBuddies（ファンの愛称）の一員に入れていただいて、ゆくゆくはみんなに世界に連れて行ってほしいです」とエールを送った。

がんばりきポーズをする菅井友香（撮影・中島郁夫）

明日9日に東京ドームで行われるツアー千秋楽をもってアイドル活動を終了するが、卒業後も芸能活動を続ける。「頑張らせていただける限り、本当になんでも挑戦したいです。NGなし、くらいの気持ちで！」と宣言した。

「こういうタイミングで写真集を出させていただけるのも、3年ぶりの東京ドームも、『Buddies』の皆さん、そして私のファンの方も愛称『ばりーず』の皆さんのおかげです。欅坂時代から支えてくださっている方々も、櫻坂になってから出会ってくれた方々にも、全ての皆さんへの感謝を形にして、少しでもこの先の日常を彩れるものになったらいいなと思っています！」

謙虚で礼儀正しく、時にはちょっとだけ滑舌の悪い愛されキャプテン。2つの「坂」で過ごした7年間は、文字通りプライスレスだ。【横山慧】

◆菅井友香（すがい・ゆうか）1995年（平7）11月29日、東京都生まれ。愛称「ゆっかー」「菅井様」「ゆかのすけ」。15年8月加入、欅坂46（現櫻坂46）の一期生。小5で始めた乗馬が特技。165センチ。血液型AB。