乃木坂46の一ノ瀬美空(20)が、4月からTBS系「THE TIME,」(月~金曜午前5時20分)に月曜新レギュラーとして出演している。総合司会の安住紳一郎アナウンサーの優しさにも背中を押されながら、1日のスタートに持ち前の笑顔を届ける。【横山慧】

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MV撮影後にスタッフから「THE TIME,」新レギュラー就任を伝えられた。「ビックリして頭が真っ白になっちゃいました」と振り返った。「最初はワクワクよりも不安のほうが勝って」いたが、月曜レギュラー前任だったキャプテン梅澤美波(24)から励まされたという。

「すごい長文のメッセージで、月曜の流れとかを教えてくださったんです。直接話していただくことも増えて、『みんな優しくてアットホームな現場だから、大丈夫だよ』とか。不安を解消してくださいました」

4月3日のレギュラー初回では「緊張すると笑っちゃうんです」とコメント。アイドルらしいニコニコスマイルは武器の1つでもあるが、自身は「笑いすぎていたのが反省点です。ヘラヘラしているように見えちゃうので。笑う時と真面目な時、メリハリをちゃんとつけないと」と話した。

20歳を迎え、さらなる輝きを届ける乃木坂46一ノ瀬美空(撮影・足立雅史)
20歳を迎え、さらなる輝きを届ける乃木坂46一ノ瀬美空(撮影・足立雅史)

安住アナの存在にも助けられている。「CM中とか、少しの空き時間でもコミュニケーションをとってくださるんです」と明かした。「しゃべった後は、サムアップして『よかったよー!』『いい感じだよ~!!』『OK~!』って絶対に言ってくださるんですよ。いつもすごく救われています」と感謝した。

初の生放送レギュラー。「まず母が一番に喜んでくれました。梅澤さんが出ていた頃から見ていたんですけど、まさか私が! って」と笑顔。「日向坂46の四期生さんとかも、すれ違った時に『見てます!』って言ってくれた」と影響力の大きさを感じている。

「レギュラーに選んでいただいたのも、スタッフさんから『笑顔がいいから』と言っていただいたので。やっぱりそれを長所に、見た人に『1日頑張ろう』って思ってもらいたいです。あと、もっとハキハキしゃべる力をつけたいです」

昨年2月加入の5期生。今月17、18日には自身初の東京ドーム公演となった齋藤飛鳥(24)の卒業コンサートにも参加した。「最後飛鳥さんに『最後だからいっぱいこの匂いを嗅いでいいですか』ってお願いして、おなかに顔をくっつけてたくさん嗅いでいました」と告白。「飛鳥さんは5期生1人1人にも一対一でいろいろ話をしてくださって。すごくみんなを見てくださっていた、温かい方でした」とほほ笑んだ。

1、2期生が完全に乃木坂46から離れ、3~5期生の新時代に入った。「先輩方が卒業された後、3期生さんの団結力がさらに固くなっているように感じます。梅澤さんとか久保(史緒里)さんとか、積極的に5期生にも教えてくださいますし、私もいつかこういう先輩になりたいなって思います」と憧れている。

「私は自分のことより、人のことばっかり気づいちゃうタイプなので。周りを見るのは、結構得意かもしれないです。それをうまく生かして、誰かが本当につらい時とかに寄り添ってあげられるような人になっていきたいです」

「みーきゅんスマイル」がグループ内外で人々を救うかもしれない。

◆一ノ瀬美空(いちのせ・みく)2003年(平15)5月24日、福岡県生まれ。昨年2月加入の5期生。愛称は「みーきゅん」「みっく」「くぅちゃん」など。156センチ。血液型B。