日向坂46の四期生、平尾帆夏(21)が、6月5日に初日を迎える舞台「サザエさん」(東京・明治座ほか)で磯野ワカメ役を務める。舞台単独初出演にして、国民的アニメの舞台化作品に挑戦。先輩の齊藤京子(27)らも演じてきた同役に挑む意気込みや、“19歳のワカメ”に重なる思いを明かした。【玉利朱音】
■ショートヘア「なじんでる」
3月に四期生全員で舞台「五等分の花嫁」に出演した経験はあったが、「サザエさん」で舞台単独初出演が決まった際は「驚きが一番でした!」とし、大きな瞳をさらに見開いた。ワカメならではのショートヘアのビジュアルも公開され「見慣れない髪形でしたが、『なじんでる』というお声を聞いて安心しました」と照れ笑いした。
同作は長谷川町子さん原作の人気アニメ舞台化作品として19年に初演され、22年に舞台版第2弾が上演。初演では元乃木坂46の秋元真夏(31)と元日向坂46の先輩である齊藤がダブルキャストでワカメを演じた。
今回は19年の初演版の再演となる。「出演が決まったときに、京子さんに連絡させていただいたんです。すごくお忙しくされているなかで『ぜひ見にいきたい!』と言ってくださって、すごくうれしかったです」と笑顔で明かした。
サザエ役の藤原紀香や波平役の松平健、フネ役の高橋惠子、マスオ役の葛山信吾らが初演から引き続き出演する。「京子さんから『本当に皆さん温かい方だから』と聞いていました。藤原さんも(平尾の愛称)『ひらほー』ってたくさん呼んでくださって、温かさにすごく救われています」と感謝した。
稽古場では日々ベテラン勢の実力を目の当たりにしている。「自分が出ていないシーンでは客席側で見させていただくのですが、舞台でありながらお芝居の自然さもあって、毎回すごく感情移入してしまいます。学ぶことが多すぎる稽古期間で、すごくありがたいです」と声を弾ませた。
■グッとくるもの届けたい
だからこそ、芝居への緊張感もより高まる。「難しいなっていう気持ちが正直まだ100%です。1個改善できても、20個また課題が増えるような毎日です」。原作への理解を深め「舞台上では自分ではなく、いつでもちゃんとワカメちゃんでいるように、立ち方やちょっとした反応の仕方などをすごく意識しています」と気を引き締めている。
同舞台では10年後の磯野家を描いており、ワカメは服飾学校に通う19歳だ。「ワカメちゃんも将来に対する考えや悩みができる年ごろになって、それを打ち明ける表現が私の中で大きなポイントになってます」と説明した。
さらに「私が日向坂46に加入したのもちょうど19歳なんです。母に日向坂に入りたい思いを打ち明けた経験を思い出しました」と回想。「その分、ワカメちゃんと同じような気持ちになれるシーンがたくさんあります。芯の強さをちゃんと出していきたいですし、皆さまの心にグッとくるようなものをお届けしたいです!」と意気込んだ。
22年にグループに加入してから3年。先輩メンバーの卒業が続き、今年3月には初の後輩となる五期生が新加入するなど、世代交代が進んでいる。
「『自分を通じて日向坂46を知ってもらう』というのをずっと目標に掲げています。昨年から今年は特にそのチャンスをすごくいただけていて、本当にありがたいです」と感謝。「いつかはグループの顔になれるような、中核を担える人になりたいと思います」とまっすぐな瞳を向けた。
グループに貢献したい強い思いを胸に、舞台挑戦でさらなるステップアップを果たす。
◆平尾帆夏(ひらお・ほのか)2003年(平15)7月31日、鳥取県生まれ。愛称「ひらほー」など。エフエム山陰「日向坂46 平尾帆夏のひら砲らじお」(土曜午前8時半)パーソナリティー。158・5センチ。血液型A。







