女優の大竹しのぶ(57)が元夫でお笑いタレントの明石家さんま(59)や過去に交際していた劇作家の野田秀樹(59)ら自身と関わってきた男性に対し、「才能は今でも尊敬する」と思いを語った。

 2日放送のTBS系「サワコの朝」にゲスト出演した大竹。番組では、2011年に紫綬褒章を受章した際の会見で「いろんな男の人たちが支えてきてくれた」とコメントしたことについての話題になった。MCを務めるエッセイストの阿川佐和子(61)から「さんまさんにコミカルな部分を引き出された?」と尋ねられた大竹は、さんまのアドリブに応えることで「コメディータッチな部分を引き出してもらった」といい、女優として新境地を開拓する転機になったことを感謝した。大竹はさんまと1986年に同局系ドラマ「男女7人夏物語」(1986年)で共演し、それをきっかけに交際、結婚へと発展している。

 さんまと離婚後に舞台で知り合った野田とは数年間同居生活を送っていたが、現在でも「一緒に仕事をしたりとか、一緒にご飯を食べる」仲だという。破局後も仲間として付き合いが続いていることについて、大竹は野田氏の現在の妻の理解があってのことで成立していると語った。

 大竹は、過去に交際があった男性について「才能は今でも尊敬するし、それに触れたいと思う。この世界にいて、才能に対しては敏感でありたい」と明かした。しかし、「一緒にいる時のほうが才能に嫌になっちゃう。あたしと別れた方が、野田さんもすごく良かったし、面白いし。さんまさんもあたしと結婚している時はあんまり面白くなかった」と、別れてからその存在、才能のすごさにあらためて気付いたという。

 また、大竹はここ数年、仲の良かった歌舞伎俳優の中村勘三郎(享年57)ら盟友を見送ることが続いた。そのことを阿川から「大竹さんが(天国へ)送っているなんてことは?」と突っ込まれると、大竹は「さんまさんにそれ言われたんですよ。『良かったわ、殺されなくて』って。『(自宅の)芝生は3回も枯れたし』と言われた」と苦笑いした。