関西の名物パーソナリティー浜村淳(81)が29日、大阪市北区のMBS本社で、京阪ラッピングバス「ありがとう浜村淳です」号と初対面し、90歳まで現役を宣言。現役最高齢ラジオDJでのギネス申請も目標に掲げた。

 浜村は74年からMBSラジオ「ありがとう浜村淳です」(月~土曜、午前8時=AM1179、FM90・6)のパーソナリティーを続けており、関西ラジオ界の“顔”。

 今月19日からAMラジオがFM電波で聴ける「ワイドFM放送」が始まったことから、81歳にして“キャンペーン・ボーイ”の1人として活動。広くPRしようと、京阪バスのラッピング車両が決まった。

 大きく自らの顔が描かれたバスを前に「ええ宣伝になりますね。SPEEDの(今井)絵理子さん、乙武さんも出るらしいから、僕も選挙に出ようかな」と上機嫌でジョークも。

 番組を放送するMBSの三村景一社長は、今春の社長会見で「病床に伏せっても、病院のベッドから放送してもらう」と永遠手形をお願いしたことを明かしており、これには「そう言われるとプレッシャーもありますけど、うれしいですね」と笑顔で語った。

 その期待にこたえて、浜村は「今81歳ですから、あと9年、90歳でちょうど(番組)50年になる。最低50年までは続けたい。90歳までは『あとちょっと』ですから」とニンマリ。番組は平日全曜日に加え、土曜日まで生放送で、毎朝5時に起き、午後10時半には就寝するという生活を40年以上続けているだけに、浜村にとって、この先9年は「あとちょっと」に過ぎない。

 浜村によると、過去に「現役最高齢DJ」のギネス申請をしようとしたところ「アメリカに90歳のおじんがまだ現役でやってることが分かった」そうだ。

 「このおじんが死なん限りは無理。あとちょっと、なんとか頑張って(ギネス記録認定に)いきたい」と、90歳まで現役の次は、すでにギネス記録へ目標を定めている。

 体調も良好だといい「健康に生んでくれた両親に感謝」しつつ、健康の秘密を問うと「それが分からない。にんにく卵黄(を続けている)ぐらいで、何やろか? 教えてほしいぐらい」と笑い飛ばした。

 定期的な健康診断も受けており、現在も異状はない。「今のところ、頭が悪いぐらいで、体は悪くない」と元気いっぱいだった。