覚せい剤取締法違反(所持、使用、譲り受け)の罪に問われた元プロ野球選手清原和博被告(48)の初公判の模様を中継などで伝えた17日午後の民放各局の番組が、軒並み平均視聴率を伸ばしていたことが18日、ビデオリサーチの調べ(すべて関東地区)でわかった。

 日本テレビ系の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金午後1時55分)は、なんと10%超えの10・2%。TBS系「ゴゴスマ」(月~金午後1時55分)は4・1%。フジテレビ系「直撃LIVE! グッディ」(月~金午後1時45分)が第1部が4・6%、第2部も4・5%だった。軒並み2~3ポイント上昇した。裁判の時間が放送時間に重なったこともあり、3局とも東京地裁などからの中継も交えて伝えた。

 13日に舛添要一東京都知事の政治資金の公私混同疑惑について都庁の定例会見を生中継したときも、3つの番組は軒並み視聴率を伸ばしたが、すべてそれ以上に上昇した。

 舛添知事の定例会見は「ミヤネ屋」が7・3%、「ゴゴスマ」が2・4%、「直撃LIVE! グッディ」が4・2%だった。

 より清原被告の内容に注目が集まった形だ。