タレントの薬丸裕英(50)が、アイドルグループ「シブがき隊」時代のNHK紅白歌合戦出場を振り返り、“繰り上げ出場”となった当時の心境を明かした。

 24日放送のフジテレビ系「バイキング」では、今年大みそかのNHK紅白を話題にした。薬丸はシブがき隊として過去5回出場しているが、自身は出場回数を「4.5回」と表現。「まあ正式には5回なんですけど、1回落選してるんですよ。落選して、その年にある大物歌手の人がいろいろあって出場を辞退されて、我々が次点で上がったんですよ」と振り返った。

 シブがき隊の紅白出場は1986年の第37回が最後となったが、その年は出場予定だった演歌歌手の北島三郎と山本譲二が辞退したため、ギリギリになって急きょ代役に決まった。

 俳優の坂上忍から「やっくんの中では1(回)に数えたくない?」と尋ねられると、「全然、数えてない。だって落選してハワイにいたもん。ハワイのプールサイドで『しょうがねー』って日焼けしてたの」と、落選のショックを振り払ってすっかりリラックスしていたという。

 出場の連絡があったのは12月29日だったそうで、「『かっこ悪いし帰りたくないよ』って言ってたら、事務所の人から『帰ってきなさい!』って言われて『はい!』って…」と仕方なく帰国し、「そのままNHKの舞台ですよ」と振り返った。