TBSは来年2018年1月期の日曜劇場(毎週日曜よる9時)で、嵐・松本潤が主演を務め2016年4月期に放送して大きな話題を呼んだ日曜劇場「99・9-刑事専門弁護士-」のSEASON2を放送することが決定した。

 個性的な刑事専門弁護士たちが、ぶつかり合いながらも逆転不可能と思われる刑事事件に挑んでいく新感覚の痛快リーガル・エンターテインメントドラマ。タイトルの「99・9」は、日本の刑事事件における裁判有罪率(起訴された際に裁判で有罪になる確率)を示している。世界一の有罪率を誇っており、日本の司法制度の高い信頼性の証明ともいえるが、そこには大きな落とし穴が隠されている。一旦起訴されると検察の考えたストーリーが正しいと鵜呑みにされがちなのだ。さらに、刑事事件を専門に扱う弁護士の数も極端に少ないため、丁寧に検証することは極めて困難となってしまう。しかし、たとえ99・9%有罪が確定している事件でも、残り0・1%が確定しない限り、それは本当の意味で“事実”に辿り着いたことにはならない。このドラマは、最後の0・1%まで諦めず事実を追い求めていく弁護士たちの姿を描いた物語だ。

 SEASON1では“松本潤が日曜劇場初主演&弁護士役に初挑戦”“刑事専門弁護士に特化したドラマは連続ドラマ史上初”といったワードが注目を集め、“親父ギャグ”“プ女子(プロレス女子)”“小ネタ”の設定も話題を呼び、第2話と最終回で平均視聴率19・1%を獲得し、同クール放送のドラマの中で最高の数字を記録。さらに、全話平均視聴率でも17・2%と同クール内でトップとなった人気作品だ(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。

 TBSの連続ドラマでシリーズ化されたのは、日曜劇場「JIN-仁-」(2009年10月期、2011年4月期放送)以来6年ぶりとなり、歴史ある日曜劇場の中で2作品目と異例なこと。超型破りな若手弁護士役を演じる松本が、現実でも型破りなことをやってのけた。

 松本はSEASON1に引き続き、主人公の深山大翔を演じる。深山は99・9%有罪とみなされた案件でも、残された0・1%の事実を自らが納得するまでとことん追及する超型破りな斑目法律事務所の若手弁護士だ。

 そして、深山とチームを組む敏腕弁護士・佐田篤弘役には香川照之。2人は前作同様、ぶつかり合いながらも依頼された事件に隠された事実を暴いていく。また、深山が刑事専門弁護士を志望するきっかけとなり、SEASON1で事実を明らかにすることが出来なかった26年前の事件の行方にも注目だ。