フジテレビ伊藤利尋アナウンサー(44)と作家江上剛氏(63)は23日、報道番組「みんなのニュース」の番組後半でも、あらためて麻央さんを悼んだ。

 麻央さんが初代お天気キャスターとしてデビューしたのは、2人と3年間共演した「めざましどようび」(03年10月~06年9月)。当時の懐かしいVTRを流れされると、まだ女子大生でお天気キャスターを務めた当時の麻央さんについて振り返った。

 伊藤アナは「アナウンサーとして発声とかは独特の声なので、私も放送でイジったりしたんですけど、本人は今後プロとしてどうあるべきか、ものすごくマジメに悩み、取り組んでいましたよね」と明かすと、江上氏は「マジメで、ピュアという言葉が1番ふさわしい人でした。声が高くて、器用な人じゃないんですよ。で、ボイストレーナーのところに通ったり、『自分は向いてるのかな』と悩んだりしてましたよ。一生懸命、やってました」と続けた。

 江上氏は、海老蔵との結婚が報道された時に「心配したんですよ。だけど、すぐに大丈夫です、結婚しますからと連絡を受けて、安心しました。いい結婚式で、シンデレラみたいだった」としみじみ語った。

 伊藤アナは「梨園の妻として母として、お天気コーナーをうまくできませんでしたとへこんでいた麻央ちゃんの性格が、ずっと貫かれていたのかなと感じます」。

 ブログについては、江上氏は「そんな毎日、一生懸命続けなくてもいいと思ったけど、あれだけ続けて、本当に自分をさらけだして、病に悩む人たちを勇気づけて、本人はそんなのになりたくなかったと思うけど、特別な存在になったと思います」と話した。伊藤アナが「我々が初めてあった時から変わらぬ、麻央ちゃんの強さを最後まで見た思いです。ただ、かつての仲間の1人として申し上げるならば…、ならば! 勝ってほしかったこの戦いにと思うところです」と本音をはき、江上氏は「悔しい」と唇をかんでいた。