演歌歌手森山愛子(32)が25日、都内にある老舗民謡酒場「浅草追分」で、新曲「会津追分」の発売記念イベントを行った。

 04年に「おんな節」でデビューして14年目。12作目で初の本格的な「ご当地ソング」に挑戦した。愛する男性を待ち続ける切ない女心を歌い上げる。

 「会津追分」へ真剣に向き合おうと、髪の毛をバッサリと約30センチも切った。「これまでの自分を切り落としたかった。髪の毛を切ったのは、新曲にかける意気込みの表れ。新生森山愛子です」と気合を入れた。

 「森山愛子」という芸名の名付け親はアントニオ猪木(74)。「何としてもこの曲で恩返しをしたいので10万枚ヒットを目指します。あわよくば30万枚、そしてミリオンヒットも狙いたい。命を懸けて頑張ります」と鼻息荒く宣言した。

 体重も4キロ落とした。見知らぬ男性から「顔がでかい」と言われたことがきっかけだったが、ジムに通ってボディーも「新生森山愛子」を手に入れつつある。

 「ほれやすい性格」を自認しているが、ヒットを飛ばすまでは恋も封印する。「とにかく初心に帰って、気持ちを入れ替えて『会津追分』にかけます。目標はこの曲をヒットさせて歌碑を作ってもらうこと」と話した。