山崎賢人(23)が28日、都内で主演映画「斉木楠雄のΨ難(さいなん)」(福田雄一監督、10月21日公開)の完成披露イベントに出席した。

 週刊少年ジャンプ連載のギャグ漫画が原作で、超能力者ゆえに災難に巻き込まれる高校生、斉木楠雄が主人公のコメディー。山崎はピンクの髪にアンテナ、緑色のサングラスという奇抜な衣装で、コメディーの主役に初挑戦した。ヒロインの橋本環奈(18)をはじめ、新井浩文(38)吉沢亮(23)笠原秀幸(34)賀来賢人(28)らがクラスメート役で出演し、内田有紀(41)田辺誠一(48)が両親役で共演している。

 おとなしくしていたいのに、個性豊かなクラスメートのせいで災難に巻き込まれる楠雄を演じた山崎は、「僕は心の中で突っ込んでいる設定なので、皆さんのボケに笑いをこらえるのが難しかったです」。笑いをこらえられず何テイクも撮り直したことを明かしたが、福田監督は「本当にすてきでした。実質初めてのコメディーだったけど、向いてると思う。これから何度もご一緒したい」と、山崎にラブコールを送った。

 撮影は夜間のロケがなく、全て夕方までに終わったという。山崎と福田監督は毎晩一緒に食事をしたといい、監督が「必ず夕方になると、賢人が俺の横に来て『監督、今日何食べます』って、子犬のように待ってるんです」とその様子を明かすと、観客からは「かわいい~!」と黄色い歓声が飛んだ。