女性歌手Uru(ウル=年齢非公表)が、綾野剛(35)主演のTBS系ドラマ「コウノドリ」(来月13日スタート、金曜午後10時)で初の主題歌を担当することが29日、分かった。歌詞を書き下ろした最新曲「奇蹟(きせき)」で、11月8日に発売する。

 Uruは、13年に動画サイト、ユーチューブで公式チャンネルを立ち上げて以降、本名、所在地、年齢を明かさず、素顔もほぼ見せない存在ながら、透き通るような歌声が癒やされると話題になり、昨年4月にデビューした。初の連続ドラマの主題歌となる「奇蹟」は、切なさと優しさを表現したバラード曲だ。

 同ドラマの那須田淳プロデューサーは、起用理由について「なんといっても、美しい歌声。ドラマで描かれる女性の、生まれてくる小さな命を優しく包み込んでくれるぬくもりある愛情や思いに寄り添ってくれると思いました」。綾野も「ドラマを照らす光です」と絶賛している。Uruは「たくさんの方にこのドラマのメッセージが伝わるような曲として届いたらうれしいです」と話している。

 通常盤ジャケットは、同ドラマの原作者、鈴ノ木ユウ氏が書き下ろした。