米倉涼子(42)主演のテレビ朝日系連続ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」第5シリーズ(12日スタート、木曜午後9時)制作発表会見が3日、都内の同局で行われた。米倉は会見の冒頭で「まさか5年前に始まってから、今まで演じられるとは思ってもみなかった」とあいさつした。一方で、シーズン1の映像を見て「年、取ったなぁと思います」と苦笑いした。

 この日は、劇中で医師を演じる米倉や西田敏行(69)らが密談するシーンで食べる高級牛ステーキを提供する、銀座うかい亭の半野雄大料理長が登壇。撮影でも使用する、鳥取県の指定農家で育てられた但馬牛のステーキをかけてクイズが行われた。持ち込んだ牛肉2つ合わせて18万円という、超高級肉をかけたクイズのお題は「未知子の決めゼリフ『私、失敗しないので』は全シリーズで何回言われたか?」スタッフが全40話、スペシャルまで1話1話、カウントしたという。

 米倉は81回と答えたが、正解は70回。最も近い69と答えた西田が肉をゲットした。西田が「(自分の)年齢でやって(答えを69回にして)しまった」と恐縮すると、米倉は「もう少し言っていると思った。患者さん、手術中…よく、69回も飽きずに言ってきましたね。(1回目の映像を見て)年取ったなぁと思います」と笑った。

 米倉は「大門が必要だと(密談に)呼ばれて…今回、行ってません。西田さん毎回、行っていますよね?」と肉を食べていないことをアピールすると、西田は「バクバクして(よく食べて)この人、おかわりまでしている」と米倉の“肉食系女子”ぶりを明かした。司会に促されて、西田に牛肉を食べさせてもらった米倉は「おいしい。格別」と満面の笑みを浮かべた。

 そして出演への思いを聞かれると「自分が思っている以上に、街を歩いていると反響が大きくうれしい。私は大門未知子だと思い直さなきゃいけないと思わせられる。(撮影へのモチベーションは)すばらしい俳優の皆さんに会いたいという気持ち、お医者さんの役が単純に好きなんだと思っています」と語った。

 「ドクターX」は、天才外科医・大門未知子(米倉)が、病院組織の中で騒動を巻き起こしながらも、一切の妥協を許さず、患者の命を救うために難手術をこなしていく。第5シリーズでは、東帝大学病院に“患者ファースト“を掲げる初の女性院長が誕生し、改革を進め、病院に巣くう悪と戦う物語。過去4シリーズと最新シリーズを、同局ドラマとして初めて世界200以上の国・地域に配信することも決定した。

 この日は永山絢斗(28)、内田有紀(41)、遠藤憲一(56)、鈴木浩介(42)、田中圭(33)、是永瞳(22)、久住小春(25)、陣内孝則(59)、岸部一徳(70)、段田安則(60)、草刈正雄(65)が登壇した。【村上幸将】