NHKは18日、大河ドラマ「西郷どん」(来年1月7日スタート、日曜午後8時)を、50代医師との不倫関係を認めて出演を辞退した斉藤由貴(51)に代わって、南野陽子(50)が、将軍家に嫁ぐ篤姫の教育係、幾島を演じると発表した。斉藤が先月11日に不倫を認めた後、同局は同21日に「所属事務所から出演を辞退したいという申し出があった」として降板を決定していた。

 南野の大河ドラマ出演は88年「武田信玄」以来30年ぶりで2度目となる。斉藤と南野は、いずれも80年代の人気ドラマ「スケバン刑事」シリーズでヒロインを演じて注目された。斉藤は85年4月から放送されたシリーズ第1作、南野が同年11月スタートの第2作「スケバン刑事2」で主演を務めた。

 「西郷どん」は、鈴木亮平(34)が演じる西郷隆盛が主人公。幾島は、幕府の情報を薩摩藩に伝える役割を担い、西郷と密に連絡を取り合い、篤姫と西郷の淡い恋のはざまで大きな役割を果たす。11月から収録に参加する。