昭和の名優、若山富三郎さん(享年62)の息子で、13年に覚せい剤取締法で逮捕された俳優の若山騎一郎(52)が、違法薬物に手を出した当時を振り返った。

 騎一郎は20日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」にVTR出演。逮捕の1年前くらいにバーで知り合った人物から薬物を勧められ、手を染めたという。当時の自身について「各番組に出させてもらってたんで、有頂天になっていた。『ああ、俺は有名人なんだ。自分はなんでも許される』って、自分(中心)で回っているような感覚になっていたんだと思う」と語った。

 懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決が言い渡され、今年3月に執行猶予期間を満了。執行猶予中は「スナックでバイトしたり、皿洗いとか、トイレ掃除からやりました」という。

 橋爪遼被告や清水良太郎容疑者など2世タレントの薬物事件が続いているが、騎一郎は「後悔するより反省した方がいい。出てきたらもっとつらくて悲しい。一生謝り続ける覚悟がなければダメですね」と語った。