落語家の立川志らく(54)が、政治への関心が低いことを理由に投票に行かない有権者に対し「己が幼稚だと自覚すべき」と批判した。

 志らくは24日、ツイッターで「台風の影響もあったろうがこれだけ選挙で大騒ぎしていても投票率は53%」と、今回の衆院選挙の投票率が低水準に終わったことに触れた。

 ウーマンラッシュアワーの村本大輔が23日にツイッターで、自身が投票に行かなかったことを明かした上で、有権者の約半数が投票に行かない現状について問題提起し、「台風の中、選挙にいかせるぐらい政治に興味をもたせろ」と訴え、物議をかもしている。志らくは村本の名は出さなかったものの「政治にもっと関心を持たせるべきだという意見もあるが政治というものは国民からどんどん興味を持たなくてはいけない。何故ならばそれが大人になった責任だからだ。選挙に行かないのは己が幼稚だと自覚すべき」と異議を唱えた。

 さらに志らくは「芸人だから、あたしゃ皆様に従いやすから。選挙なんてとんでもねぇ。あたしゃ国民の数に入っておりやせん。日陰を歩いていて芸をする時だけ明るいところに出てきます。だから選挙なんてもったいねえ。あたしなんかおこがましくて、だから選挙にはいかねぇんです。と言うのならば私は認めます」と持論を展開した上で、「選挙は義務ではなく権利。行かないという選択はありますがそれはどんな政治になっても良いと放棄した事に。税金が高くなろうが徴兵制になろうが文句は言えないといえ事。芸人のライブとは違うと私は思います。自分の子供のためにも行くべき」と主張した。

 また「お笑いジャーナリスト」を肩書としている芸人たかまつななもツイッターで、村本の意見に対し「残念ながら、いかなかった人の総意を反映するシステムは民主主義にはありません。民主主義の欠陥かもしれません。村本さんの意見は全く選挙に反映されてないのです。台風の中でも行けと言われてる組織票をもつ団体や特定の団体への利益誘導を阻止するのも一票の大事な使い方です」とコメントした。