男性5人組ムード歌謡グループ「純烈」が9日、東京・国際フォーラムCで「純烈祭!全員集合」と題したコンサートを行った。今年で10周年の純烈にとって、過去最大規模の約1500人キャパで、昼夜2公演を行う。

 昼公演は新曲「愛でしばりたい」などを披露。目玉企画は三山ひろし(37)をリーダーにした歌謡グループ「分裂」との、のど自慢対決だ。5人それぞれが「分裂」メンバーと対決をしたが、三山に挑んだのはリードボーカル白川裕二郎(40)だった。

 リハーサルでは、フランク永井の「おまえに」を歌唱後に合格の鐘が鳴ると、歓喜のあまり上半身裸になって喜びを爆発させていた。

 リハ後の取材で、酒井一圭(42)は念願のNHK紅白歌合戦出場のために、三山に「紅白の議席を譲りますと言ってください!」と懇願した。だが、三山は「(自分が)今年も紅白に出たいです」。軽く一蹴されてしまった。

 12月4日に生放送するTBS系「第50回日本有線大賞」の「有線奨励賞」に、今年デビューしたばかりの新人中沢卓也(22)が選ばれた。これにも酒井は「はらわたが煮えくりかえる。早く死んでほしい」とジョークを交えてジェラシーの炎を燃やしていた。「賞を取ったことがないので、いただけるものは何でもほしいです」。

 今年の純烈は全力疾走だった。1月には週刊朝日の「2017年を元気にする100人」に選出。“スーパー銭湯のアイドル”として熟女たちの間で大ブームを巻き起こした。6月にはセカンド写真集「純烈天国」(マガジンランド)も発売している。10周年の節目を笑顔で終えられるか。年末まであと2カ月を切っている。