歌手安室奈美恵(40)のファンだと公言する社会学者の古市憲寿氏(32)が、安室が“神格化”されていると指摘した。

 12日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」は、来年9月に引退する安室について取り上げ、ダウンタウンの松本人志は過熱する報道に「これだけ言われちゃうと、どんどん戻って来られなくならないか? (引退後の復帰を)思わす余裕をもう少し与えてあげてほしい」と思いを語った。

 古市氏は最近ではめったにテレビ番組に出演しない安室が、かつてはダウンタウンが司会を務める音楽番組「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」にひんぱんに出演していたことに触れ、「安室さん今すごく神格化されていて、歌の帝王みたいな感じじゃないですか。でもそうじゃなかったですよね」と指摘すると、松本もうなずいた。

 さらに「みんながほめすぎな気もしていて」と古市氏。先日発売されたベスト盤について「確かに良かった」としながらも、過去の曲を歌い直したものに関しては「正直、昔の方がいいなっていう曲もやっぱりあるんですよ。声の伸びだとか高音とか歌い方とか」と私見を述べ、「それもちゃんとひっくるめて評価されないと、たぶん逆に本人も辛い。今が最高だって言いすぎちゃうと。絶対に昔のほうが良かったっていう部分もあるはずで、『NO』って言えない空気はちょっと気持ち悪いと思う」と語った。