来年9月に引退する安室奈美恵(40)のラストツアーの詳細が12日、発表された。ツアー「Final Tour2018~Finally~」は、来年2月17日のナゴヤドームを皮切りに、同6月3日の東京ドームまで、5大ドームで15公演を行う。

 さらに、中国、香港、台湾で5公演も行う予定で、合計約70万人の観客動員を予定している。同一ツアーとしては、自らが持つ女性ソロ歌手の動員記録(08年から09年に約50万人)を塗り替える。さらに、同一ドームツアーの15公演開催は、12年の8公演を上回る自己最多公演数。男女問わずソロ歌手として最多公演数となる。

 ツアーで披露する曲は、シングルを始め、コラボ曲なども含めた全226曲の中から、ファン投票で選出された上位曲を中心に構成する。先月2日から特設サイトで投票が始まっており既に180万票を超えている。安室は8日に出演したラジオ番組で「途中経過ですが、『ああ、なるほど』という曲も入ってました」と明かしている。投票は来月31日まで実施する。

 常に時代の最先端を走り続けてきた安室が、歌手人生の集大成としてファンに届けるラストツアー。「いつも応援してくださるファンの皆さんと一緒に作り上げるステージにできれば。選んでいただいた曲を、スタッフの皆さん、ダンサーの皆さんと演出し、最高のアニバーサリーツアーになればと思っています」と話す。チケット販売は、今日13日正午からファンクラブ向けに先行販売される。発売中のベストアルバムが売り上げ100万枚突破が確実になるなど、ファンの思いは過熱する一方。プラチナチケットになることは必至の情勢だ。