NHKは13日、大みそかの「第68回NHK紅白歌合戦」(午後7時15分)の紅組司会に有村架純(24)、白組司会に嵐二宮和也(34)、総合司会を内村光良(53)が務めると発表した。

 有村は昨年に続き2年連続2回目の紅組司会。9月末で終了した連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロインを演じ、今年の同局の顔の1人だった。

 「ひよっこ」は、全156回の期間平均視聴率が、ビデオリサーチによると、関東地区で20・4%(関西地区20・3%)と高視聴率を記録した。前作「べっぴんさん」の20・3%を0・1ポイント上回った。終盤は最終回までの63話連続で20%の大台を記録し、ネット上では、ひよっこロスの言葉も生まれ、続編を望む声があふれた。紅白では「ひよっこ」の共演者も出演する企画もありそうだ。

 有村は「まさか、今年もお話をいただけるとは思わず、ただただ驚くことしかできませんでした。紅白の司会を再びやらせていただけるなんて、恐縮以外のなにものでもありません。至らない点ばかりですが、ご出演される方々、スタッフの方々に失礼のないよう、精いっぱい臨みたいと思います。今からすでに緊張していますが、内村さんや二宮さんのお力をお借りしながら、2017年を楽しく締めくくれるように頑張りたいと思います」とコメント。

 二宮は嵐として10~14年まで5年連続司会を務めたが、単独司会は初めて。昨年、初めて単独で司会を務めた相葉雅紀(34)に続いて白組司会は嵐のメンバーとなった。

 二宮は「今年を代表する歌手の皆さまと一緒に、今年を締めくくる事ができるのを大変、光栄に思います。内村さん、有村さんと一緒にNHKホールが実家に帰ってきたような温かい空間になるよう努力し、皆さんと一緒に今年を振り返りたいと思います。昨年から歌い継がれた夢を、今年も歌手の皆さんに紡いでいただき、たくさんの夢の数々を来年に…。笑って2018年を迎えましょう」とコメントした。

 また、内村の総合司会も初めてで、NHKでは12年からコント番組「LIFE!人生に捧げるコント」に出演して人気を得ている。内村は「今回、この話を聞いた時、本当に驚きました。全く予想外のことでした。すごく緊張するだろうと思いましたが、貴重な機会なのでお受けしました。紅白の総合司会とはいったいどういう総合なのか、総合的に体感してみようかと思います。でも本番はそんな余裕もなく、あっという間なのでしょう。とにかく皆さんと一緒に楽しもうと思います」とコメントした。