香川県琴平町で来年4月に開催される恒例の「四国こんぴら歌舞伎大芝居」に、中村芝翫や長男中村橋之助、次男中村福之助が出演することが決まった。同町などが24日、発表した。

 大坂夏の陣を題材にした時代物の名作「鎌倉三代記」や、江戸の庶民を生き生きと描く「魚屋宗五郎」など計6演目を2部構成で上演する。3人の襲名披露公演で、来年4月7~22日の16日間。

 四国こんぴら歌舞伎大芝居は、現存する日本最古の芝居小屋である「旧金毘羅大芝居」(金丸座)で、1985年から毎年春に開催されている。

 チケットの販売は松竹やJTB、JR四国で受け付ける。問い合わせはこんぴら歌舞伎事務局、電話0877(75)6714。