中国で未公開の日本映画を中心に紹介する「日本映画週間」が25日、北京で始まった。開幕式では是枝裕和監督の「三度目の殺人」が上映され、出演した女優の広瀬すずらが舞台あいさつに登場。

 北京では12月10日までの間に「三度目の殺人」を含む12作が上映されるほか、日本で来年2月公開の日中共同製作映画「空海-KU-KAI-」のスタッフらがシンポジウムを開催。12月9~15日には四川省成都市でも最新の日本映画10作を上映する予定。

 日本映画週間は、今年の日中国交正常化45周年を記念する行事の1つ。日中両政府は、映画の共同製作に関する手続きを円滑化する協定を近く締結することで大筋合意するなど、映画を通じた文化交流を後押ししている。