映画「光」(大森立嗣監督)の公開記念舞台あいさつが26日、都内で行われ、井浦新(43)瑛太(34)長谷川京子(39)橋本マナミ(33)が登壇した。

 三浦しをん氏の同名小説が原作のサスペンスで、25年前の罪に翻弄(ほんろう)される幼なじみ3人の姿を描いた。瑛太は、井浦演じる信之を慕う輔(たすく)を演じた。

 2人は共演シーンが多く、井浦が瑛太の首を絞めあげるシーンも登場する。井浦は「瑛太君には本番で突然出したことなんですけど」と、首絞めがアドリブだったことを明かし、「監督に『輔の顔見てたら首絞めたくなったんですけど』って聞いたら、『好きなようにやれ』と。瑛太君の表情がそうさせてくれました」と、瑛太の表情を受けて出てきた演技だったと話した。

 瑛太はそのシーンを「役としても僕自身としても、新さんに対する尊敬がある。すべてを受け入れられるし、ぶつかっていってもいいと思っていました」と振り返り、「全身全霊で新さんとお芝居で遊んだ感じです」と充実の撮影を“遊び”に例えた。

 また瑛太は、「リングサイド・ストーリー」(10月14日公開)「ミックス。」(10月21日公開)と、このところ立て続けに主演作が公開されてきた。「私事ですが映画が3本続いて、今日が最後のプロモーションです。やっと登頂できたな、という思いです」と喜びを口にした。