元SMAP中居正広(45)が8日、TBS系平昌(ピョンチャン)冬季五輪のメインキャスターに決まった。冬季五輪は06年のトリノ大会から4大会連続、夏季も含めると04年のアテネ大会から続いて8大会連続での就任。現地にも飛び、選手たちの活躍をお茶の間に届ける。

 中居は親しみやすいリアクションや的確なリポートで、TBSの「五輪の顔」となっており、今大会もアスリートと視聴者の橋渡し役を担う。現在は、来月9日の開幕に備え、同局内で五輪放送制作スタッフ陣らと勉強会を重ねているという。「選手の皆さんの活躍を想像すると、早くもワクワクが止まりません」と話している。

 TBS五輪放送のテーマは、16年のリオ五輪に続き「感謝」。中居は「リオ五輪では、『たくさんの人たちに支えられて、今この舞台に立っている』という選手の皆さんの気持ちが、日本代表の史上最多メダルにつながったと実感しました」と話し、「夏と冬の違いはあっても、思いは一緒です。視聴者の方々と一緒に全ての選手を応援していきたいと思います」と意気込んだ。

 中居は注目選手として、フィギュアスケートの羽生結弦やスノーボードの平野歩夢、スピードスケートの小平奈緒らの名を挙げた。現地で選手たちの活躍をリポートし、独自の視点もふまえて伝えていく。「時差のない平昌での開催ですから、寝不足にならずに五輪を堪能できそうです。生の『感謝の思い』を皆さんにお届けできればと思います」とアピールした。

 同局ではフィギュアスケートやスノーボード、カーリング、スピードスケートなどを放送予定。スペシャルキャスターにはシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子氏(45)が就任した。