高島礼子(53)の主演映画「おみおくり」(伊藤秀裕監督、24日公開)の完成試写会が14日、都内で行われた。

 女性の納棺師を主人公にした心温まる物語。高島は「表に出ないけど、ご遺族のためにご遺体を管理する大切な仕事。後継者が不足していることもあり、この仕事をもっと知ってもらいたい。この作品に出て、自分が死んだ後のことをずいぶん考えましたね」と神妙に話した。

 共演の文音(29)は「高島さんの感情を閉じこめた演技に感動しつつ、お葬式は亡くなった方より、残された人たちのものなんだなあ、とつくづく思いました」と撮影を振り返った。

 遺族を演じた渡部秀(26)も「亡くなった人の数だけ、いろんな泣き笑いがある。納棺師は本当にたいへんな仕事だと思いました」という。

 会場ではベテラン・デュオ、2VOICEが主題歌の「YOU~120歳のラブ・ソング~」を披露した。